高岡大輔ヘッドコーチコメント

ヘッドコーチ/髙岡 大輔

この3月11日という日に、僕がやりたいゲームプランを高いインテンシティで勝利を掴むことができて、たくさんの方と一緒に喜ぶことができてとても良かったと思います。今日の勝ち方が僕らの勝ち方ということを選手たちが表現し、僕としても手ごたえを掴んだ、とても大きな1日になりました。第2クオーターに自分たちでミスを連発してしまい、流れを持っていかれて崩れかけたが、サブの選手たちが持ち直してうまくつなぐことができ、これが勝つためのバスケットの方程式だと再確認できた。今日はチームのために、家族のために、そして仙台のために戦おうと試合に入った。
なにを復興と言っていいか難しいが、未来に向かって皆さん歩みを止めず進んでいると思うので、僕たちも指針となるように歩みを止めずにずっと成長していきたいと思うし、仙台89ERSをきっかけにたくさんの方が復興の状況などを知ってくれれば良いなと思います。

石川海斗選手コメント

PG

石川 海斗

福岡戦からある程度ヘッドコーチが求めていることをやる力は出てきたがやりきれなかった。今日は僕たちにとっても特別な日だったので、僕たちがこのチームでやる意義をもっともっと理解しないといけない中、新しいメンバーもそれを理解してくれ、第1クオーターをインテンシティ高く持ち、8点で抑えられたことは良かった。ここで止まることなく、今日できたことを来週生かさないといけないし、もっともっとステップアップしていかないといけない。
震災が発生した日から7年経ったが、まだまだ風化させてはいけない。被災した地域の方々に未来を見せるためにも、まずは僕らが一生懸命戦わなければいけない。

志村雄彦選手コメント

PG

志村 雄彦

昨日の敗戦を受けて、必ず勝たないといけない試合だと話していたし、自分としてもなんでこのチームでプレーし続けるのかコート上で表現する必要があると思っていたので、それを試合前にしっかり準備して入った、必ず勝つということはもちろん、自分のワンプレーワンプレーを見ている人がいるということを忘れずに、必ず勝つために何ができるか考えた。大聖(白戸選手)、京哉(谷里選手)、龍之介(柳川選手)が試合を決定づける仕事をしてくれたことが何より嬉しかった。このような試合をどれだけ積み重ねられるかが重要。
7年前は新潟で試合できなかったので、たくさんの方に観に来てもらい、勝てて良かった。今日の試合を見に来てくださった方であったり、仙台宮城、そして福島にいらっしゃる方の何か想いが届けばいいなと思う。

柳川龍之介選手コメント

SG

柳川 龍之介

今、バスケットできることに対して、一人一人が想いを込められた40分だった。悪い時間帯でもチームのために何ができるかを全員が体現してくれた。ベンチにいる選手も周りを鼓舞し、新体制になって一番いい試合ができ、それが3月11日だったのは非常に意味のあること。これを勢いに変えて、これからやらなければいけないことはたくさんあるが、気持ちを見せれば上のチームにも勝てることを証明できたので、続けてやっていきたい。
今日はバスケットボール選手として笑顔を届けられたかなと思う。夢を与えられる職業なので、1試合1試合魂込めてバスケットボールをしていきたい。

白戸大聖選手コメント

SG

白戸 大聖

昨日と同じような展開で、ディフェンスを頑張りロースコアの試合展開で自分たちの流れだった。昨日はシュートを決め切ることができず、イージーなシュートやられてしまったりと離されてしまったが、今日は昨日の反省を生かして勝利につながった。
試合前のミーティングで震災を経験したヘッドコーチやタケさん(志村選手)が震災に対する強い想いを話してくれたので、そのために頑張ろうと思った。